2022.04.07 鷺宮

あすなろ訪問看護ステーションへ転職するまでの道のり⑥~改めてなぜ訪問看護をやりたいのか~

続きです。

改めて、なぜ訪問看護をやりたいのかをもう一度自分なりに考えをまとめました。
まぁ、一番は家庭との両立ができることと年収なのですが…

学生時代を思い返すと、在宅看護の授業は好きでした。

これからの時代「国が在宅に戻す」と言っているので在宅分野はより拡大していくのではという未来を感じ、これからもっともっと盛り上がるという期待感があること、決められた事だけでなく色々工夫してケアを行う事、ステーション経営や立ち上げなど病院看護師では中々できない側面があること…とても魅力的に感じました。
また、自分の性格からして同じ所でずっと働いているより、色々な所に飛び回った方が気分転換にもなるし性に合っているような気もしました

病院で看護をしていると面会に来た家族が「おじいちゃん、早く家に帰ろうね」などと声をかけるシーンをよく目にしていました。

ICUで勤務していたので、直接ICUから退院する患者さんを目にする事はないですし、ICU卒業して一般病棟に移る時も意識がない状態だったり、あまり状態が良くなく退院はいつになるのやらという方だったり
退院指導するような方もいないので、退院というのはとても遠くにある気がして退院後にその方がどのように生活するのか全然イメージが湧きませんでした。
しかし、ある時ARDSになり一時は血漿交換をし、気管挿管もしていて危篤状態なった患者様が持ち直し、一般病棟に移りその後長きに渡る治療後退院されました。その方が外来に通院して来た所に遭遇。寝たきりで挿管されていたので会話もできなかった方がご自身の足で歩いて外来に来られていてとても感動しました。

その時に、退院はゴールではなく、あくまでスタートなんだと感じたことがありました。その方が、訪問看護を利用していたかどうかは分かりませんが、自宅に帰って何事もなかったように生活するわけではなく、疾患と共に生きていかねばならずその生活に医療従事者の手や目が必要な方が大勢いて、その方のお手伝いをするのが訪問看護なのかなと考えると、「経験が浅く怖い」と言った印象から「やってみたい」という感情に変わりました。

さて、本腰を入れて、どんなステーションがあるのか探してみよう!!

   

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