あすなろ訪問看護ステーション鷺宮に転職するまでの道のり⑰~このまま力のない看護師になるのか~
楽しくデイサービスの仕事はしていたのですが、葛藤がありました。
ちょうどコロナが流行し始めた時期で自分自身がICU出身という事もあり、感染対策をしたりと看護師としての仕事ができてるのかなと思う反面、お話をして運動の機械の案内をしてなんてって仕事だと看護なのか?と思う事も多くありました。
また、看護師としてはまだまだ経験を積まねばならないこの時期にやるべき仕事なのか。。。
何もできない看護師になってしまうのではと思うと、ソワソワしてしまいました。
ある時、ある利用者さんが普段の脈拍の倍近くの脈拍で顔色が悪い事がありました。心疾患の既往もある。
本人は大丈夫、運動したいと希望はありました。
もう1人の看護師と相談しても『ん〜、やめときます?』くらいの雰囲気。
そんな時、訪看の所長の言葉を思い出しました。
《うちのデイサービスは、看護師がいてもお飾りで何も見てくれない》
まさに、自分がお飾り看護師になってるなと思いました。
デイサービスの利用者さん全てを支えるのは看護師2人。そのうちの1人が自分なのに、全員の既往症や飲んでいる薬の把握、副作用、もし何かあった時に対処できるのかと不安になりました。
今後どうしよう。。。と考えている矢先、サ責にならないかという話も出ました。
ストレスなく働けており、すごくいい職場だとは思っていましたが、やはり力のない看護師になるのは。。。抵抗があり転職を決意しました。