妊婦は葬式にでてはいけないのか?
先日、ステーション内でエンゼルケアの話をしていた時のこと。
🐻が「妊婦がエンゼルケアをする時に鏡を入れるのは何故か?」と。
私も病院勤務だった頃の事、そのような話を聞いたことがあります。
パインさんも「赤ちゃんを連れて行ってしまうと聞いたことがある」との事。
でも、なぜそのような風習が生まれたのでしょうか…
色々調べてみました。
そもそも、その風習とは
鏡には災いをはね返す、祓う力があると考えられていて、お葬式に参列される妊婦さんは、鏡の反射部分を外向きにして腹帯などで鏡を押さえるようにするというものだそうです。
では、なぜそのような風習が生まれたのか。
その昔、今のように衛生観念があまり発達していない頃、感染症による死が多くありました。
そんな中、ご遺体から感染してしまう可能性があり、それを避けるため邪気を祓う鏡を頼った事。
また、今のようにお葬式が斎場でプランナーが取り仕切るお葬式ではなく、ご自宅で家族や親族が執り行うお葬式が主流であり、その準備は嫁など若い女性が行うことが多かった。身重の女性が神経を使って細々働くのを避けるため、お葬式に参列すると赤ちゃんに災いが起きるといわれたのでは。
というような内容の事が書かれていました。
まぁ、今の科学が発達した世の中では、迷信で片づけられてしまう話なのですが、妊婦さんを気遣う思いから生まれたこの風習なのですね。
一つ勉強になり、やさしい気持ちに触れることができました!